この記事は前回の続きとなっております。オーストラリアについて1か月と2週間で2回目の引っ越しをし、この数回の引っ越しで学んだこと・シェアハウスを探す条件完全版になります。どうしてこうなったのか宜しければ前の記事からご覧ください。
トラブル!苦い経験がチカラになる
Surry Hills のイラン人オーナから家を出るにもミニマムステイを満たしてないからボンドからある程度差し引いて返金すると連絡がありました。
ここで先に知っておかないといけない単語を解説します。
①Minimum Stay(ミニマムステイ)
入居したら最低限住み続けなければならない期間。中にはミニマムステイを設定していないオーナーもいます。短いところで3週間・平均3か月、スタジオルーム(いわゆる日本でいう1R)や新築物件とかだと6か月・1年という設定が多いです。
②Bond(ボンド)
入居する際の保証金で、Rent(家賃)シェアハウスだと相場2週間分~3週間分が平均。
入居する際はこのBond(2週間~3週間分)とRent(1週間分)をまとめて払うのが一般的です。
例)Rent$200、Bond2週間分の契約の場合、入居の際に最初に払う金額は、$600です。
※このBondは指定されたミニマムステイ期間を超え、部屋を清潔に保っていれば退去時にその金額が返って来たり、最後の数週間分のRent(家賃)として相殺されます。しかし、何か物を壊したり、汚したりすればこのBondから修理代などが引かれ戻ってきません。
※入居時に入る前の部屋の隅々まで写真を撮り記録しておきましょう!これは必ず皆さんがやらなければならない事です。退去時に部屋を汚したからこのBondは返せないと言わせないためです。
ももきのチェックポイントは
・ベッド(シーツを外したマットレスの部分)
・壁の傷やシミ
・家具の角
です。
よくあるオーナーとの退去時トラブルがコレですね。
上記のように契約の条件を満たさなければならないのですが、今回はイラン人オーナー側から退去して欲しいという事と、退去日まで決められ実質追い出された形となっています。
これば私の問題ではないと思い、抗議の連絡を送りました。
内容は
「退去を決めたのはあなた(イラン人オーナー)なのだから、Bondは全額返金して欲しい」
今だから冷静にこの事を思い出しながらここに書けますが当時は悔し涙が出るほど心が落ち込んでいました。
そして謎の手数料という名目で20%ほど引かれた金額が入金されこの家を去るこことなりました。もう2度とこのような思いはしたくない。
自分の中で完璧な条件を作り上げました。ニュージーランドで暮らし始めた今でもこの条件は変わっていません。
これが完全版!シェアハウスの探す条件
①仕事終わりシャワー後毎日ドライヤーを使っても構わないか(日本人だから毎日髪を洗う文化があると伝える)
②ごみ捨て当番等ハウスルールがあるか、その頻度
③シェアハウス内には何人住んでいて何個のトイレ・シャワールームを共有しているか
④冷蔵庫はどのぐらいのスペースを使うことができるか
⑤どのくらいキッチンは清潔に保たれているか
⑥Rentの中には何が含まれているか
主に以上6つが私の基本です。
①仕事終わりシャワー後毎日ドライヤーを使っても構わないか、はその通りで、シェアハウスでは様々な国籍の人と暮らすことになります。
ももきちにとってどうしても譲れない所が①シャワー後のドライヤーなので、これはどのシェアハウスに入るときも必ず伝える事にしています。相手からしたら”毎日髪をシャンプーで髪を洗っている日本人の変わったヤツ”ですからね。笑
※自分の事を理解してもらう為にはもちろん相手の文化も理解しなければいけません。
②ごみ捨て当番等ハウスルールがあるか、その頻度 これは良くある話なのですが、小さいシェアハウスだと数週間に一度ごみ捨て当番や掃除当番が回ってきます。あるシェアハウスでは固定の掃除・ごみ捨て当番になると家賃割引等を受ける事が出来る場合もあるそうです。要確認ですね!
この当分後に住むことになる別のシェアハウスでは3週間に一度ごみ捨て当番がありました。しかし、一度だけごみ捨てを忘れてしまったことがあり大変肩身の狭い思いをしたことがあります。
ごみ収集の日には家のごみ箱を家の前の道路沿いに出して置き、そのごみ収集が終わったらそのごみ箱を家の中に回収するというところまでがごみ捨て当番の仕事。
ごみ収集は毎週水曜日朝6:00-8:00の間と早朝!起きたら9:30で、ごみ収集車はすでに行ってしまっていました。。。ごみ箱はすでに満タン。。。ごみ回収は次週の水曜日。。。シェアハウスの方々には謝って回りました。
③シェアハウス内には何人住んでいて何個のトイレ・シャワールームを共有しているか
Surry Hills のイラン人オーナーシェアハウスのあとは3回目の引っ越しをすることとなります。そこはCBDで「日本人オーナーで、シェアメイトも日本人率90%の物件でした。住人は約30~40人(2階建てで1人部屋・2人部屋・4人部屋とたくさんあり正確には分からない)で元バックパッカー跡地の為キッチン・トイレ・シャワールーム・ランドリールーム共有の物件でした。
2階建てなので、各階にトイレ兼シャワールームがあり、各階にシャワー室が3つ・トイレは1つづつ。
想像してみて下さい。30~40人で数個しかないシャワーとトイレをシェアするという事は朝・夜は必然的に混むんです。
ももきちはレストランで働いていたので、起きる時間・寝る時間はいい感じに皆さんと被らなかったのですが、語学学校に通っている学生の方たちは始まる時間も終わる時間も大体同じ。
朝トイレに行きたいときにすぐ行けない、シャワーを浴びたいのにシャワールームは埋まっていて順番待ち。シェハウスあるあるではありますが、入居の際このトイレとシャワールームが何個設置されていて何人でシェアしているのかを確認することは生活の質を上げるには重要ですね。
④冷蔵庫はどのぐらいのスペースを使うことができるか
日本人オーナーの30~40人シェアハウスには冷蔵庫が全部で3つありました。
住んでいる部屋によって冷蔵庫が区切られています。要するに、払っているRent(家賃)によって使える冷蔵庫のスペースが変わってくるという事です。
このシェアハウスでは1人部屋と2人部屋を経験しましたが、1人部屋家賃週$330で冷蔵庫の1段全てを使っていました。しかし、2人部屋家賃週$230に移動したら1段を2人でシェアしなければならなくなりました。ビールと食材を置いたらもうパンパンになりますし、同じ部屋の子がもし大きな買い物でもしたらその冷蔵庫スペースは一瞬で無くなります。海外では外食は高くほぼすべての方が自炊をすると思います。
この冷蔵庫スペースはとても大事なポイントになると思います。
⑤どのくらいキッチンは清潔に保たれているか
これはどの国籍の人たちと住むかで変わると思いますが、日本人同士でしたら恐らく食べた食器等は食べ終わった後にすぐ洗って片づけますよね。シェアハウスに住んでいる以上その後にキッチンを使う人の事を考えるからだと思います。
オーストラリアはゴキブリを筆頭に日常茶飯事虫が部屋の中に出ます。もし食べた食器や食べ残しをキッチンに残そうものなら秒でその匂いを嗅ぎつけた虫たちが集まります。(古い物件あるある)
日本人ではないシェアメイトと住んだ時にキムチと卵の残飯がシンクに残っていたり、ジャスミンライスが大量にシンクに捨てられていたり、チャイティーのパウダーがキッチンに散乱していたりと何回もこの残飯でゴキブリ達と遭遇し失神寸前になりました。
虫が苦手な方は特にどのくらいキレイにキッチンが保たれているのか、住んでいる方々に直接聞いてみる事をおすすめします。
キムチと卵の残飯の時にはゴキブリ20匹くらいが集まっていて、ついにオーナーがシンクに残飯を残した人は$500の罰金を科すとルールを作りました。(シェアハウスには監視カメラが付いており、誰が料理をしたか等オーナーが確認できる様になっていました。)
⑥Rentの中には何が含まれているか
この家賃の中に消耗品、例えばトイレットペーパーや食器用洗剤・ラップやアルミホイル等含まれている家もあればすべて個別で準備しないといけないようなシェアハウスがあります。何が含まれているのか、ここは重要ですね。
よくあるのがWi-Fiがそのシェアハウスに設置されていても、1か月のWi-Fi代を家賃とは別でシェアメイトで割り勘するというところもあります。
これだけは気を付けて!日本人同士のトラブル
日本人シェメイトトラブルの一つで、同じシェアメイトと日用品~食材をシェアしている子たちがいました。海外の食品はやはり海外サイズ!ほぼ全てがデカいんです笑
もちろん大きいの食品を半分ずつ出し合ってシェアした方がお互いにとって買い物の負担は減ることは分かります。ただ、ももきちの経験としてこの日用品・食材シェアは100%トラブルになります。もし、彼氏や彼女等パートナーとの共同生活ならば話は別ですが、必ずお互いが欲しくないものまでシェアさせれたような話や、日用品の消耗ペースが速い等不満が出てくるでしょう。
自分の身は自分で守るしかないし、出来る限り無駄なストレスは生み出さないようにした方がももきちは良いと考えます。今まで日本で実家か一人暮らしを経験していた人にとってシェアハウスは慣れないことが多いと思います。しかし、素敵な友人に巡り合えることももちろんあります!もし皆さんが初めて海外に出てシェアハウスに入るならば少しでもこの記事がお役に立つことが出来れば嬉しいです。
次回:Sydney語学学校体験授業と初めての仕事~悔し泣き~
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